コーヒーっておいしいですが、いろんな飲み方がありますよね。
ゆっくり時間をかけて淹れるハンドドリップや、小銭をチャリンとするだけで飲める缶コーヒー。
たくさん種類がありますが、忙しいときにできるだけ時間をかけずに、でもおいしいコーヒーが飲みたい、っていうことはありませんか?
そんな悩みは、コーヒープレスがあれば解決します!
アマゾンのリンクをおいておきますので見てみてください。コーヒープレスはこういうやつです。
今回は事務職のオフィスでもさっと作れて自分の机で飲めるコーヒープレスを紹介します。フレンチプレスともいいますが、今回はコーヒープレスで統一します。
コーヒープレスの使い方は簡単!お湯を注ぐだけ

コーヒープレスのメリットはとにかくこれ、簡単です。
手順は以下のとおりです。
- コーヒープレスをお湯であたためる
- お湯を捨て、挽いた豆(粗挽き)を入れる
- お湯を注いでフタをする
- 4分間待つ
- フタの上のフィルターにつながっている棒を押す
- できあがり!
簡単ですよね。カップラーメンかと思うくらい。
一方ハンドドリップはというと、
コーヒーにドリッパーをセットして、ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、その上に挽いたコーヒー豆を入れて上からお湯を注ぐ…
と、これだけの手間がかかります。さらに、ゆっくりお湯をそそぐため、まあまあ時間がとられます。
職場の雰囲気にもよりますが、給湯室にあまり長いこといると周りの目が気になったりすることもありますよね。それがこのコーヒープレスだと、3のお湯を注いだあとはそのまま席に戻れるので、離席時間が短くて済みます。
では、手順を説明していきますね。
1.お湯であたためる
まずはコーヒープレス自体を温めます。こうすることで、コーヒーを抽出するようのお湯の温度が下がることを防げます。
コーヒーを抽出するときのお湯の温度が低くなってしまうと、しっかりと味を出しきれません。せっかくのおいしいコーヒーが薄くなってしまうのは嫌ですよね。まずさっとお湯を入れて流しましょう。
2.挽いた豆を入れる
お湯を捨てたら、次はコーヒー豆を入れましょう。
使うコーヒー豆は、中~粗挽きがおすすめです。コーヒープレスは、ハンドドリップなんかとは違って、4分間もお湯にコーヒー豆が浸しっぱなしになる抽出方法です。ハンドドリップだとお湯は少しの時間で通り過ぎるだけですよね。
お湯に触れている時間が長いということは、それだけコーヒー豆の成分がでてくるということです。そのため、少し粗挽きにして、お湯との接着面の表面積を減らし、余分な雑味まで出してしまうことを防ぐのがよいとされています。
ここは好みの問題にもなってくるので、何度か飲んで、ご自身の好きな味になるよう、挽き具合は少しずつ調整するのがいいと思います。
3.お湯を注いでフタをする
コーヒー豆をいれたら、あとはその上からお湯を注ぎます。
最初に少しだけ入れて、手でコーヒープレスを軽く回して混ぜるといいと思います。軽く蒸らすイメージですね。
そして残りのお湯を注いでフタをします。コーヒープレスのフタは、フィルターがついていますので、そのフィルターが上に残るよう、持ち手の棒は上に最大限ひっぱったままフタをします。
お湯の量は、コーヒープレスの大きさにもよるのですが、
豆10gに対してお湯150ml
くらいがいいと思います。コーヒープレスの大きさを見て、どのくらいのお湯が入るかを確認しておき、その量にあわせて豆の量を調整すると使いやすいと思います。
4.4分間待ちます
あとは、時間をチェックして待つだけです。
オフィスの給湯室だったら、この時点で自分のデスクまでカップと一緒に持っていけば、もう仕事に戻れます。
つい仕事に集中して4分経過を忘れてしまうことがあるので注意です…。
5.フタのフィルターを押し下げる
無事に4分経過したら、フタについている棒を上から押し下げて、中のフィルターを落としていきます。それまでお湯全体にフヨフヨとコーヒー豆が浮いていたと思いますが、そのままでは飲むときに一緒に口に入ってしまいます。
このフィルターで豆だけを沈めてしまいます。
本来このとき、上の方にはコーヒーの「アク」が浮いているので、最初はちょろっと捨てるほうがいいとされているのですが、そこまで気にしなくてもいいかと思います。
6.できあがり!
これで完成です。そのままカップに注いで飲みましょう。簡単ですよね。
仕事をしながら、パソコン作業をしながらおいしいコーヒーを飲むことができるこの手軽さが、コーヒープレス最大のメリットだと思います。
コーヒープレス使用後の手入れは?
いれるのは簡単、では片付けはどうか。
片付けも簡単
これも簡単です。さすがにペーパーフィルターを捨てるだけ、というハンドドリップよりは手間がかかりますが、フタを外して中にたまったコーヒーと残りのお湯をさっと流します。
お湯と少しの洗剤を入れてフタをして、フィルター部分を上下にしゃこしゃこと動かすことでキレイになりますので、それとすすぎだけで手入れはバッチリです。
すすいだあとは乾かすだけです。自分のデスクでも、共用の給湯室に置いておくのでもいいと思います。
コーヒープレスのコーヒーはどんな味?
次に、コーヒープレスで淹れるコーヒーはどんな味がするのか、特徴をお伝えします。
豆本来の味がしっかりでる
コーヒープレスは、お湯にコーヒー豆をひたして浸透させ、豆の成分をお湯に移す抽出方法です。そしてそれをそのまま飲むことになるので、コーヒー豆の味がダイレクトに味わえます。
ペーパーフィルターでは味わえないコーヒーオイル
コーヒー豆は油分を持っています。ローストした豆を見たことがある方は、表面が油っぽくてかっているのを見たことがあるのではないでしょうか。深煎りの豆ほどわかりやすいです。
この油はもちろん抽出した液体のコーヒーにも含まれています。
ペーパーフィルターで飲む方法だと、この紙のフィルターを通る際にオイル成分が紙に吸収されるので、実際に口にする時点ではほとんどオイルが含まれていません。
コーヒープレスだと、このオイルを吸収がするものがなにもないのでそのまま飲めます。
カップに入れるとオイルが見える
飲む際にコーヒーの表面を見てみると、ラーメンのスープというと大げさですが、表面にオイルが浮いているのがわかると思います。
濃い・しっかりした味
オイルのことからもわかるように、豆の味がダイレクトに抽出されているので、ペーパーフィルターで抽出する場合に比べると、濃い、しっかりした味になります。
ペーパーフィルターを使うと逆にあっさりした味です。
濃いのが好き、苦いのが好き、もしくは、牛乳を入れて飲むような人は、コーヒープレスのコーヒーが合うんじゃないかと思います。
コーヒープレスにおすすめのコーヒー豆は?
コーヒープレスで飲むのにおすすめのコーヒー豆を紹介します。
とにかく濃いのが好きな人はインドネシア
コーヒープレスの特徴は濃くしっかりと抽出できることです。
それに加えて、もともと濃くてコクがあって、しっかりした苦味を持つコーヒー豆を使うと、最大限にその特徴が活かされます。
そういったコーヒーがお好きな方は、ぜひインドネシアのコーヒー豆をおすすめします。
スマトラ島のマンデリンや、スラウェシ島のトラジャなんかが有名ですね。
こちらがマンデリンです。
そこまで濃いのは求めない人はブラジル中心のブレンド系
いやいや、そんなにめちゃくちゃ濃いコーヒーは飲めないよ、という方も多いと思います。
そんな方は、ブラジルやコロンビアなど、中南米のコーヒー豆をメインにブレンドされたコーヒー豆がおすすめです。
こちらのサザコーヒーのグアテマラも酸味は少ないながらも苦すぎず飲みやすいですよ。
中南米のコーヒーはあっさりしているものも多く、オーソドックスですが、素晴らしい香ばしさをもっています。コーヒープレスでオイルごと飲むと、その香ばしさがより際立って感じられるので、これらのコーヒー豆を使うのもおすすめです。
ブレンドをおすすめするのは、お店によってブレンドの中身は違いますが、ストレートよりも特徴を抑えていることが多いので、豆の味が直接抽出されるコーヒープレスで、苦手な部分を感じすぎることがない点からです。
スターバックスのハウスブレンドなんかは、悪く言うと尖った特徴がないのですが、バランス重視で飲みやすいです。
味がダイレクトに抽出されるのはメリットですが、そのコーヒー豆の酸味だったり苦味だったり、自分が苦手な部分まで強調されてしまうこともあるので、豆はバランス型を選ぶほうが無難ではあります。
おわりに

コーヒープレス、いかがだったでしょうか。
なにより本当に手軽に飲めるのがすばらしいですね。
仕事中に職場でも、本格的なコーヒーを楽しむことができます。
最後におすすめのコーヒープレスをいくつかご紹介しますね。
コーヒープレスといえばボダム。シンプルなデザインで使い勝手もよしです。
オシャレさならハリオ。こちらは二重構造になっているので、冷めにくい点が◎。
ただちょっと高い・・・
商品の表記は1~2杯となっていますが、実容量を見ると240mlなのでほぼ1杯用ですね。大きめのマグカップなら一気に入ってしまいますが、冷めにくいので飲む分だけちびちび入れるのもいいです。
BIALETTI (ビアレッティ) フレンチプレス オミーノ
みんなと同じものが嫌な人におすすめなのがこちらのビアレッティ。マキネッタで有名なビアレッティですが、コーヒープレスもおしゃれなものを出しています。
簡単おいしいコーヒープレス、ぜひ試してください。